エビネの増やし方について
エビネの増やし方には、株分け、芋(バックバルブ)吹かし、実生法があります。
エビネの増殖方法
株分けは植えかえ時に行います。大きくなった株を適当な大きさに切り分けますがあまり小株に分けない様にしましょう。バック芋をつけておくと以後の成長が良いので、1~2個はつけるようにしましょう。
芋吹かしは植えかえや株分けの時に余った芋を大きいもので2個、小さいもので3個以上つなげて切り、ビニポットやプラ鉢に植え付けます。用土は、水苔や鹿沼土等水持ちの良い用土が適しています。管理は親株と同じで構いません。秋の植え換え時に行うと、春には、大きな芽が出てきます。 芽が出た翌年には親株と同じ用土に植え換え、上手くゆけば3年位で初花が観られます。
実生での殖やし方は無菌播種と鉢播き法があります。
無菌播種は種子を寒天培地に播く方法で専門的な道具(滅菌器、クリーンベンチ)等が必要です。一般的ではありませんがそれほど難しいものではありません。
エビネの種子 | 播種用具 | 瓶 苗 |
鉢播き法は、親株の鉢に播く方法で発芽率は良くないですが、数本の苗を得るには簡便な方法です。
どちらも開花までには早くて4~5年くらいかかります。実生は自分だけのオリジナル花がつくれるので、咲いたときの感動は格別です。